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 『読んで面白い』『検索で来てもガッカリさせない』『おまけに見やすい』以上、三カ条を掲げた〜快文書〜創作プロフェッショナル共が、心底読み手を意識した娯楽文芸エンターテイメントを提供。映画評論から小説、漢詩、アートまでなんでもアリ。嘗てのカルチャー雑誌を彷彿とさせるカオスなひと時を、是非、御笑覧下さいませ。
No.
2025/04/19 (Sat) 06:02:06

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No.276
2010/04/10 (Sat) 23:38:57

新任校の始業式が昨日あって、他の新任の非常勤の先生方と初顔合わせ。数学科の非常勤は僕を含め二人が新任で、もう一人の方は僕より年配なようだったが、休日は数学に打ち込んでおられるらしい。専門は微分トポロジーとのこと。僕の専門を聞かれたから「有限群の表現」と言っておいたが、その分野にはしばらく遠ざかっていてだいぶ忘れてしまっている。
新任の音楽の先生は面白い経歴の持ち主だった。声楽が専門で、これまではオペラへの出演、プロの歌手を目指す人への指導を仕事にしてきたという。宝塚音楽学校を目指している生徒などを多く見てきたとのこと。

今度の学校は非常勤講師と専任教諭で居室が分かれていて、また非常勤同士の人間関係が希薄な感じがした。だからこれまで行くつもりのなかった新任校の歓送迎会には急遽参加することに決めた。人間関係が希薄だと重要な情報を聞き漏らしたり、仕事の失敗にもつながりやすいのである。

VHSに録画していた「ゾンビ」を久しぶりに観た。非常に落ち着く画質だった。同じ「ゾンビ」でDVDと見比べたわけではないけれど、DVDでデジタル・リマスターされると画面から古びた味わいが消えてしまうということはないだろうか。
ロメロのゾンビは頭を破壊されると死ぬから、適度な怖さで好きだ。首を切断されても死なない「バタリアン」など、観ていて少々疲れる。
「死霊のはらわた」は小学生のとき劇場に観に行ったけれど、いま観ると死霊のチープ感など味があって、いい映画だなあと思う。CGを使ってリアルさを追求すればいいというわけでもないのだろう。

五月からまたフルートを習いにいこうと思う。五年前にお世話になっていた先生と連絡が取れ、また同じ先生にみてもらえそうだ。
「オパス・デ・ファンク」などフルートで吹いてみたいジャズの曲も多い。

フランク・ウェスがフルートとテナーを吹いている “Frank Wess Quartet”, “Opus de Funk”(後者はジュニア・マンスのリーダー作)を購入。ついでに690円という激安価格のトゥーツ・シールマンスによる “Chez Toots” も買った。
“Chez Toots” はフランスのカフェに流れていそうな雰囲気のある曲ばかりで、この値段なら間違いなく買いだろう。


(c) 2010 ntr ,all rights reserved.
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No.275
2010/04/10 (Sat) 14:43:42

主人公のトムは、パーティの余興で義理の弟に催眠術にかけられて以来、不思議な能力を身につけ始めた。まず、自宅で女の幽霊らしきものが見えるようになる。近所の女性に確認したところ、それは前にその家に住んでいた、家主の妻の妹へレン・ドリスコールであるらしい。またトムの妻アンが頭に怪我したとき、職場にいたトムも同時に頭部に激痛を感じ、妻の身に何かが起こったことを知る。また人の心の中も覗けるようになり、近所の人妻の自分に対する淫欲を知って苦悩したり、妻が口にする前に何を買い物してきたらよいか当ててみせ気味悪がられる。妻アンの母親の死も予言し、アンは薄気味悪さと自分の心が覗かれることの嫌悪感から、トムを疎んじ始め苦悩する。

ヘレンの幽霊はしばしばトムの家に現れ、トムの息子リチャードの口を借りて喋ったり、トムの手を借りて自分の思いを紙にメモさせたりする。ヘレンの幽霊が一連の超常現象の鍵だと感じたトムは、ヘレンに関して情報を集めることにした。そんなおりトムは、近所の大人しい人妻のエリザベスが夫を銃で撃つ夢を見、それが正夢だと確信する……。

トムのテレパシー能力、予知能力と、それに対する夫婦の苦悩、近所で起こる小さな事件の描写が中心の小説。SF的な道具立てが少なく、普通のSF小説を読むつもりで臨むと読後にスカスカな印象も残るが、一気に読ませる構成の妙はある。

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No.273
2010/04/07 (Wed) 20:35:27

「おふくろさん」の元の歌詞は下記のリンク先。

おふくろさん 森進一 歌詞情報 - goo 音楽


ラテン語訳

mater, o mater,
cum in caelum suspicio, es in caelo.
dum pluit, umbella facta es.
docuisti me umbellam fieri mundi olim.
tuum, tuum verum,
numquam obliviscor.

mater, o mater,
cum florem aspicio, es in flore.
vita floris brevis,
tamen cor floris validum.
docuisti me vivere valide.
tuum, tuum verum,
numquam obliviscor.

mater, o mater,
cum in montem suspicio, es in monte.
dum ningit, mihi calorem dedisti.
docuisti me dare amorem mundo olim.
tuum, tuum verum,
numquam obliviscor.


誰か節をつけて歌ってみてください。


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執筆陣
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快文書作成ユニット(仮)
自己紹介:
 各々が皆、此の侭座して野に埋もるるには余りに口惜しい、正に不世出の文芸家を自称しております次第。以下、【快文書館】(仮)が誇る精鋭を御紹介します。


 ❁ ntr 〜 またの名を中村震。小説、エッセイ、漢詩などを書きます。mixiでも活動。ふだん高校で数学を教えているため、数学や科学について書くこともあります。試験的にハヤカワ・ポケット・ブックSFのレビューを始めてみました。

 ❖ 呂仁為 Ⅱ 〜 昭和の想い出話や親しみやすい時代物、歴史小説などについて書きます。

 ✿ 流火-rjuka- ~ 主に漢詩の創作、訳詩などを行っています。架空言語による詩も今後作りたいと思っています。

 ☃ ちゅうごくさるなし
主に小説を書きます。気が向けば弟のカヲスな物語や、独り言呟きなことを書くかもしれません。

 ♘ ED-209ブログ引っ越しました。

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セカイノハテから覗くモノ 



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