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 『読んで面白い』『検索で来てもガッカリさせない』『おまけに見やすい』以上、三カ条を掲げた〜快文書〜創作プロフェッショナル共が、心底読み手を意識した娯楽文芸エンターテイメントを提供。映画評論から小説、漢詩、アートまでなんでもアリ。嘗てのカルチャー雑誌を彷彿とさせるカオスなひと時を、是非、御笑覧下さいませ。
No.
2024/11/21 (Thu) 17:50:52

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No.111
2009/10/28 (Wed) 18:23:03

僕は犬より猫を好む。犬はあたりかまわず排泄や交尾をする破廉恥なところが気に食わない。その点猫は節度がある。きれい好きで身勝手なところも自分と似ていて好感が持てる。猫は小動物を追い回してなぶり殺す残酷なところがある。自分も心の奥底は残酷な人間のような気もするが、動物を手ずから殺すような真似はよほどの必要がない限りしない。どんな小さな虫でも。小さな虫などは目の前で死んでもそんなにかわいそうとか思うわけではないが、その虫が死んでも気にならないからといって殺してよい理由にはならない。気にならないなら殺してよいというのだったら、僕という人間が死んでも気にならない大きな動物が目の前に出てきたら、そいつに殺されても文句は言えないことになる。だからなるべく不殺生を心がけている。

そういうわけでジャイナ教の教徒が、蟻や微生物をも踏み殺さないように箒で足元を掃きながら歩くのは、かなり共感できる。百科事典で「ジャイナ教」を調べてみると、「高下の差を問わず生命の不殺生が主な原則である。『何ものをも傷つけないこと』は、あらゆる生命に対して愛情と同情を要求する積極的な禁令である。年老いた病気の動物に避難所や休息所を建てるのはジャイナ教徒のみであり、そこでは動物が自然死を果たすまで飼育される」とある。だんだんジャイナ教徒になりたくなってきた。でもそんな暇ないか。

しかし不殺生とはいうものの、自分は肉を食べる。自分の手では殺さないが、人が殺してきた動物を食べるというのはよく考えると不徹底だ。鶏肉など大好きだが、信念が勝ってこれを遠ざけ、来年の今頃は菜食主義者になっているかもしれない。別になりたくもないが、普段からいろんな強迫観念に追い回されている自分を省みると、そうなってしまうような予感がある。ジャイナ教徒にはなりそうもないけど。

(c) 2009 ntr ,all rights reserved.
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執筆陣
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快文書作成ユニット(仮)
自己紹介:
 各々が皆、此の侭座して野に埋もるるには余りに口惜しい、正に不世出の文芸家を自称しております次第。以下、【快文書館】(仮)が誇る精鋭を御紹介します。


 ❁ ntr 〜 またの名を中村震。小説、エッセイ、漢詩などを書きます。mixiでも活動。ふだん高校で数学を教えているため、数学や科学について書くこともあります。試験的にハヤカワ・ポケット・ブックSFのレビューを始めてみました。

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