高校生のあるクラスに授業しに行くと、どんよりと疲れた雰囲気が教室に漂っていた。
　聞けば体育でマラソンをやった後だとのこと。こういうときの授業は難しい。幾人かの生徒は私語をやめない。注意すると、喋るのをやめたら寝てしまうから喋らせてくれとのこと。
　どんな理屈だ。

　仕事柄、今年のセンター試験を解く。
　www.47news.jp/47topics/e/185758.php
　数学Ⅰ･Aでは、第3問後半の初等幾何がつまずきどころか。しかし理系に進んでも、後の人生で初等幾何が必要になる人というのはほとんどいないのではあるまいか。簡単な初等幾何ぐらい教養として知っておくべきだ、と言われればそんな気もするが。
　数学Ⅱ・Bのほうは、ほとんどの問題が機械的に解ける。ただ第1問の対数の問題では自然数解 x を求めるのにやや慎重さを要する。また第3問の漸化式は、理屈は簡単だが計算が煩雑で、集中力が続かない人には難しいかも知れない。

　さきごろ兵庫県立人と自然の博物館で行なわれた体験発掘会で、小学三年生の田中翔己君が「鎧（よろい）竜」の日本最古の歯の化石を見つけ、大発見と話題になった。
　この少年はインタビューに答え「将来は化石に詳しいスポーツ選手になりたい」と奇妙な発言をしていた。知人がこの博物館に勤めているという義理の兄が言うには「この子は古生物学では食っていけないことを知ってるんだ」。なるほど学問の世界は厳しいが、スポーツの世界も同じく厳しいことを誰か田中君に教えてやるべきだろう。
　www.sankei-kansai.com/2011/01/08/20110108-048172.php

　市川海老蔵に乱暴を働いた犯人のことを日刊スポーツが「海老ボコ犯」と略していた。
　もし相手がチョコボール向井だったらチョコボコ犯となるのだろうか。
　

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