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 『読んで面白い』『検索で来てもガッカリさせない』『おまけに見やすい』以上、三カ条を掲げた〜快文書〜創作プロフェッショナル共が、心底読み手を意識した娯楽文芸エンターテイメントを提供。映画評論から小説、漢詩、アートまでなんでもアリ。嘗てのカルチャー雑誌を彷彿とさせるカオスなひと時を、是非、御笑覧下さいませ。
No.
2024/04/27 (Sat) 22:43:58

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No.89
2009/10/16 (Fri) 05:10:31

山椒魚というと天然記念物だと思っていたが、ネットで検索すると「山椒魚の串焼、唐あげ」を平気で出している旅館が多いのに驚いた。よく調べると山椒魚にはいくつか種類があり、特別天然記念物の指定を受けているのはオオサンショウウオ(体長50~60cm)で、その他の小さな山椒魚(20cm以下)は必ずしも捕獲禁止ではないようだ。旅館で料理されているのはこの小さいほうの山椒魚だろう。

自分は食への関心が薄くて、料理に凝ったり、旨いものを食べ歩いたりなどあまりしないけれど、「絶対に食べられない旨いものがある」と聞くとむらむらと食べたくなってくる。北大路魯山人の『魯山人味道』に、オオサンショウウオを料理して食べる話が載っていて、とても美味しそう。

オオサンショウウオを殺すには、棒で頭をたたく。すると断末魔にキューという薄気味悪い声を出して死ぬ。腹を裂き肉を切ると、山椒の香りがプーンとあたりに広がる。山椒魚の名の由来か。皮、肉をブツ切りにして煮るが、肉はいったんコチコチに固くなり、長時間煮てようやく歯が立つようになる。味はすっぽんを品よくしたような美味。汁もうまい。すっぽんとふぐの合の子みたいな味。調理した次の日になって冷めると、非常に柔らかくなり、よりうまい。

料理法の大略は「まずはらわたを除いたら、塩でヌメヌメを拭い去り、一度水洗いして、次に塩を揉み込むようにして肉を清める。こうして再び水洗いして、三、四分ぐらいの厚さの切り身にする。汁は酒を加え、丸しょうがとねぎを入れて、ゆっくり煮る。」

こんなこと知っててもどうしようもないな。しかし食べてみたい。

どなたか、小さいほうの山椒魚でも食べた方がいらっしゃいましたら、どんな味だったか教えていただけませんか。

(c) 2009 ntr ,all rights reserved.
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 各々が皆、此の侭座して野に埋もるるには余りに口惜しい、正に不世出の文芸家を自称しております次第。以下、【快文書館】(仮)が誇る精鋭を御紹介します。


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