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 『読んで面白い』『検索で来てもガッカリさせない』『おまけに見やすい』以上、三カ条を掲げた〜快文書〜創作プロフェッショナル共が、心底読み手を意識した娯楽文芸エンターテイメントを提供。映画評論から小説、漢詩、アートまでなんでもアリ。嘗てのカルチャー雑誌を彷彿とさせるカオスなひと時を、是非、御笑覧下さいませ。
No.
2017/10/20 (Fri) 17:57:58

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No.296
2010/05/15 (Sat) 01:02:18

はるかな未来。人類は八十億を超え、「シティ」と呼ばれる外気から遮断された都市に住んでいた。資源は枯渇しかけており、人々は配給制の生活を細々と送っている。「宇宙人」と呼ばれる、かつて宇宙に殖民に出た人々の子孫が、ごく少数地球に戻り、地球人との接触を絶って「宇宙市」と呼ばれる都市に住んでいた。少数の市民が快適に暮らす宇宙市は、地球と外交的緊張状態にあった。宇宙人は優越人種であると自ら誇り、ロボット文化を発達させている。宇宙市から地球に広がったロボットは、地球人の職を次々と奪いつつあり、そのためロボットと宇宙人は、多くの地球人から憎悪の的となっていた。そんな中、シティと宇宙市をつなぐゲートの近くで、サートン博士という宇宙人が何者かに殺害された。そこで宇宙市はダニイル・オリヴォウという人間そっくりの優れたロボット刑事をシティに派遣し、地球側の刑事イライジャ・ベイリと協力して捜査に当ることになった。

SFと推理小説が融合した、緊張感のある作品である。
アシモフの作品に登場するロボットは、いわゆる「ロボット工学の三原則」を守らなければならないとされる。いわく第一条、ロボットは人間に危害を加えてはならない。第二条、第一条に反しない限り、ロボットは人間の命令に従わなければならない。第三条、第一条第二条に反しない限りにおいて、ロボットは自分の身を守らなければならない。ロボットがこうした「三原則」に縛られていることが、主人公ベイリの推理を明確にする一方で、しばしば袋小路にぶつからせることにもなり、推理小説としての面白みを増している。とくに結末に近づくにつれ増していくスリル、緊迫感が素晴らしい一篇である。

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執筆陣
HN:
快文書作成ユニット(仮)
自己紹介:
 各々が皆、此の侭座して野に埋もるるには余りに口惜しい、正に不世出の文芸家を自称しております次第。以下、【快文書館】(仮)が誇る精鋭を御紹介します。


 ❁ ntr 〜 またの名を中村震。小説、エッセイ、漢詩などを書きます。mixiでも活動。ふだん高校で数学を教えているため、数学や科学について書くこともあります。試験的にハヤカワ・ポケット・ブックSFのレビューを始めてみました。

 ❖ 呂仁為 Ⅱ 〜 昭和の想い出話や親しみやすい時代物、歴史小説などについて書きます。

 ✿ 流火-rjuka- ~ 主に漢詩の創作、訳詩などを行っています。架空言語による詩も今後作りたいと思っています。

 ☃ ちゅうごくさるなし
主に小説を書きます。気が向けば弟のカヲスな物語や、独り言呟きなことを書くかもしれません。

 ♘ ED-209 〜 PNの由来は映画『ロボコップ』に登場するオムニ社の敵役ロボットからです。今まで書き溜めてあった自身の体験談やコラムを発表するには良い機会と思い寄稿させて頂きました。是非、御読みになってみてください。そして何より皆さんに楽しんで貰えれば嬉しいです。

 ☠ 杏仁ブルマ
セカイノハテから覗くモノ 



 我ら一同、只管に【快文書】を綴るのみ。お気に入りの本の頁をめくる感覚で、ゆるりとお楽しみ頂ければ僥倖に御座居ます。









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