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 『読んで面白い』『検索で来てもガッカリさせない』『おまけに見やすい』以上、三カ条を掲げた〜快文書〜創作プロフェッショナル共が、心底読み手を意識した娯楽文芸エンターテイメントを提供。映画評論から小説、漢詩、アートまでなんでもアリ。嘗てのカルチャー雑誌を彷彿とさせるカオスなひと時を、是非、御笑覧下さいませ。
No.
2017/08/19 (Sat) 06:57:09

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No.491
2011/11/03 (Thu) 01:32:27

 先週は繁華街のセールスの仕事でやたらカウチン・セーターを見かけたので、自分も今日は背中にインディアンの編み込みがしてるのを着ていったら、今日は暑いこと。

 あちこちのウインドウを見たり店頭を覗くと、どうやらダウンベストが流行りらしい。


 70年代の中盤、ベトナム戦争が収束に向かいつつある頃雑誌POPEYEも創刊された。確か、高2のころだ。

 ポパイとはポップ・アイをつなげてポパイにしたらしく、ブルータスなんていう
雑誌もその後世に出た。
 どちらもこの出版印刷離れの御時世に揉まれながらも姿形を変えて生き残っているが、たとえば小学○年生なんていう月刊誌がいとも簡単に葬られたことを思えば、案外快挙なのかもしれないが。

 さて・・・。

 ダウンベストと言っても、本当の羽毛を詰めた本格派、ノース・フェイスなどを筆頭にするアウトドア御用達と、ポリエステルの中綿をつめたダウンベストもどきと二つに分かれ、当然のごとく前者は値も張り、後者は街着として有効だし気軽に羽織るのがいい。

 ネルシャツや、ダンガリー、ウェスタンシャツなどと組み合わせる着こなしはメイドイン・USAカタログなんかで紹介された。
 今ではその亜流が世の中にはびこり、当然の文化として着られているに過ぎない。
 
 今日、たまたまガード下の店でいつものようにセールスプロモーション・・・といっても単なる売り子というかオヤジが店番してるだけだが・・・生後1年以内くらいのベビーを前に抱えた若い人妻らしき小柄な女性が小生に近寄って曰く「こういうのってもっと安くなりますか?」と訊かれたのはかのダウンベストもどき。

 コットンスェードのような布地に合成皮革でウェスタンシャツの肩ヨークのようにアンブレラカットで貼ってある。
 単価は¥3900だが税込¥4095。

「ええ、消費税くらいならオマケしてあげますよ」妙齢の人妻に目が眩んだ訳じゃないが、普段、この街で商売するならこれくらいは愛想がえしかと思っているので。

 ところが、
 「え?半分くらいになりませんか?」と応酬され、
 「いや、どんなに頑張っても入荷したてだからいいとこ¥3700くらいが精いっぱい」
 と答えると「それだけですか・・・」と言い放ち出て行った。

 最近、こういうのがやたら増えている。
値切るという行為は構わないが程度を知らない。


 高校生のころ、ポケットに3千円しかなくて3500円のセーターを欲しい時に負けて貰って嬉しかった記憶はあるが、さすがにいきなり「半分にしてよ!」とは言えなかった。
 いつも言うけど「じゃ、コンビニやブランドの店で同じことが言える?」と問いかけたくなるが。

 今はどこの店もカサカサ言うナイロン?ビニル袋に買った服を入れて客に渡すのがほとんど主流だ。
 色やデザインはいろいろだけど。

 そのポパイが出た頃はVANを筆頭にJUNやエドワーズなどが御三家で、その次に三峰やtakaQだった。紙袋のステータスとして。
 むろん、ビギとかあったけどね(他にもあったと思うけど思い出せない) 。
ポパイにはその紙袋の粋な持ち方までレクチャーされたいたと記憶しているが、他にもディスコで流行ってる曲のステップの踏み方やマフラーの巻き方などが紹介されていた。
 ストーンズをどんなロケーションで聴いたらよいのか?などもあったがこれは後述するとして。

 携帯や過剰なギャンブル投資、パチンコ、パチスロなどは我々の時代・・・ 結局、機械には勝てないと悟ってからはしなくなったが・・・ 仮面ライダーや北斗の拳、花の慶次などのキャラクターを続々と用いて、結果、一大娯楽産業という名のもとにすっかり後ろめたいイメージは払拭された。
 実は此処に大きな落とし穴があるのだが。

 紙袋のロゴや持ち方が文化などと言っていたのは確かにとうの昔だ。

 コーチやルイ・ヴィトンなど今じゃ中国人女性の必須アイテムだが、当時は高根の花どころかそんなヨーロッパの王侯貴族の持つ鞄や革製品なんて誰も知らなかった。


 スーパーで入れてくれる紙のサミット袋が、実は日本家庭の核家族化を促したという経済学者もいたが、時世次節は変わろうと・・・である。

 豊かさを享受しすぎて苦労も努力もなく結果、感謝、尊敬などいう気持ちが薄らいでいく。24時間開いてるコンビニに行けば何でも飲食できる。


 利便性が最優先の当節、ダウンジャケットなど「もどき」で充分なのかもしれない。



 (c)2011 Ronnie Ⅱ , all rights reserved.




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