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 『読んで面白い』『検索で来てもガッカリさせない』『おまけに見やすい』以上、三カ条を掲げた〜快文書〜創作プロフェッショナル共が、心底読み手を意識した娯楽文芸エンターテイメントを提供。映画評論から小説、漢詩、アートまでなんでもアリ。嘗てのカルチャー雑誌を彷彿とさせるカオスなひと時を、是非、御笑覧下さいませ。
No.
2017/08/19 (Sat) 07:05:44

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No.495
2011/11/08 (Tue) 23:01:37

 カーディガンと言えば、

 今年というか去年くらいからボチボチ、流行りというか復活の兆しというか感じられるけど・・・。
 少し、ぴったり目のショール襟(昔、ヘチマ襟なんて言ってたんだよね)で、インナーにシンプルなTシャツ、ヘンリーネックとかを合わせるのが今年風なんだとか。

 昨日、表参道ヒルズに行ったら階段にそびえるクリスマス・ツリー。ディズニーのキャラクターの影絵が珍しいのか、行きかう人がみな、携帯を出して撮っていた。

 「大人になりゃ、クリスマスなんて忘れちまうのに」とも思うけど・・・。

 男子にあげるクリスマス・プレゼントって、マフラーに次いでセーターも多かったはずなんだけど。

 70年代には結構、ニュートラ・・・なんて懐かしい響きでしょう!!?? ・・・などにももてはやされた時期もある。
 レタード・カーデなんていうのもあって、胸にWとかMとか大きなワッペンが付いていて、腕に2本の線が入ってるヤツ。
 「週番のセーター」なんて言われたりもしたけどね。

 ところで、毛玉の出来ないニットなどは世の中にはない。
 出来にくいというのはあるかもしれないが。
 脇や腹など、頻繁にこすれれば糸が持ち上がって、やがて毛糸が丸まって毛玉ができる。これは安いからとか、高いからだとかではなくて、宿命と言うべき特性だ。
 値段の差異云々の次元ではない。

 カウチンとか、フィッシャーマン(通はアラン・セーターとかいうんだって)などのバルキッシュなニットはもともと値が張るものだけど、脱脂していないウールが雪山で着ても風を通さずあったかいというので、メイド・イン・U・S・Aブームに乗って粋なジーンズやさんやメンズショップの冬のアイテムだった。
 ¥9,800あたりから安いのだと¥3,900あたりまであったと思うけど、フリースの台頭やユニクロの浸透などで巷からは消えてしまった感がある。

 《一本半》これは1.5ゲージの太さの毛糸を使って編まれたセーターで、バブル時代の直後くらいまでこう言った。
 特にフィッシャーマンという生成の毛糸のセーターは、もともとアイルランドに近いアラン諸島で漁師たちが着ていた手編みのセーターが伝わり、広く人々に好まれたのがきっかけと言うが、安価で売られていたのはむろん、その手編のレプリカで、柄もケーブルやさまざまな凹凸に富んだボリュームのあるもの、腕や肩に小さいボンボリ?団子?のついた《ポップコーン》と呼ばれたものもあった。
 問屋に居た時、「そこのポップコーンも一緒に箱に入れておいて」と先輩に頼まれて、「何処にもポップコーンの袋なんてないですよ!」と言ったらああで、こうでと知識のなかった小生に伝授してくれた。

 服に希望が持てたあの頃というのは今ほど情報過多にならず、先に述べた、ポパイやホットドッグ、それにモノ・マガジンなども含めて、布地やデザインやその産地など知識を提供する特集で多くを学んだ。

 軍モノなどはそのいい例だ。

 МAー1などは《マイチ》と呼んでいた人が当初、どれくらい居たか知らないけど、裏地のインディアン・オレンジは、兵隊が遭難したときに上空から発見されやすいためにそんな目立つ色を採用しているとか、CWUー45なんて燃えないノーメックスこそ本物だとかね。

 昨今、ご婦人がたもこぞって履きたがるカーゴパンツ・・・今でこそカジュアル(←こんな言い方も死語に近いのかも)の必須アイテムとなり、迷彩柄も立派な市民権を得て逆に街に溶け込むかのようだが、ベトナム戦争時代の産物だ。
 あの腿の脇に付いた大きなポケットは、地図をたたんで入れて持ち歩くためのものだと確かどこかに書いてあった。
 昔は《ベトコンズボン》と呼ばれて作業着屋で売っていたけどね。

 そんな古着をアメ横あたりで仕入れてきて、オヤジに「戦争を愚弄するのか?そのズボンがどんな戦地で着られていたのか考えてみろ・・」などと叱られたり・・・。

 くろすとしゆき氏著の「トラッド歳時記」によれば、「靴下は黒か紺、あるいはチャコールグレイのリブ編みがベスト」とスーツ着用時のコーディネートにはあった。


 時代は変わり、愛と平和は確かに世界規模で浸透したかもしれないが、満たされているように見えて、そのくせ不安や不満だらけで、夢も希望もあったもんじゃない。
 踝ソックスで通勤してよくなった代わりに、仕事の仕方や常識をわきまえぬ若い殿方も増殖を続けている。無能で無責任な経営者も後を絶たない。

 好きな音楽を聴いて気に入った服を着ていたら、そのうち夢が叶うとか、希望の転機が訪れる・・・なんて思わない。

 そんな夢も時代も返してくれなんて、野暮は言わない。

 まどろみや憧憬を愛す、朽ちていく自分がそこに居るだけかもしれない。


 便利で早く、綺麗になんでも揃うこの時代には、空虚さと儚さを覚えるのは小生だけだろうか・・・・?



 (c)2011 Ronnie Ⅱ , all rights reserved.




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 各々が皆、此の侭座して野に埋もるるには余りに口惜しい、正に不世出の文芸家を自称しております次第。以下、【快文書館】(仮)が誇る精鋭を御紹介します。


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